二輪車安全運転大会とは?! [etc...]
福岡県二輪車安全運転大会(全国大会予選)
注)本文は平成13年度大会パンフレット中より抜粋しています
◆平成13年6月3日(日曜日)
◆福岡県自動車運転免許試験場
主催:(財)福岡県交通安全協会
後援:福岡県警察・交通事故をなくす福岡県県民運転本部
福岡県二輪車安全普及協会
福岡県軽自動車協会
趣 旨 |
二輪車の安全運転技能と交通道徳の向上を図って、交通事故を防止しようとするものである
クラス別及び使用車両 |
女性クラス 原付50cc
高校生クラス 原付50cc(7月31日現在20才未満の専門学生も可)
一般Aクラス 125cc以上~400cc以下(選手車両持込)
一般Bクラス 400ccを超えるもの(選手車両持込)
出場資格 |
出場車両に対応した運転免許を有すること。ただし。次の者は出場できない。
① 二推委の特別指導員、指導員及び準指導員
② 警察官
③ 自動車教習所の指導員、メーカーの認定した指導員、テストドライバー
④ 過去3年以内に運転免許の取消し又は停止の処分(保留処分も含む)を受けたことのある者
⑤ 過去の大会に女性・一般A・一般Bクラスを通じて5回以上個人優勝したことのある者
⑥ トライアルライセンスを取得している者
競 技 |
競技内容
① 法規履行走行
② 一本橋走行等(ブロックスネーク,ストレートブリッジ)
③ 制動スラローム(パイロンスラローム,ブレーキング)
④ 傾斜曲線路走行(傾斜走行,レムニー)※1
⑤ トライアル走行※2
※1:女性クラスは除く
※2:一般Bクラスのみ(希望者)
競技全国大会へ出場 |
本大会の中で、優秀な成績を収めた者のなかから、各クラス1名を平成12年8月5日(土)・8月6日(日)、三重県鈴鹿市鈴鹿サーキットにおいて開催される二輪車安全運転全国大会の本県代表選手として選考する。
ただし、一般Aクラスについては、競技車両400ccで競技した者、また、一般Bクラスについては、競技車両750cc以上で競技し、全競技科目及びトライアルを行った者とする。
(過去3年以内に免許の取消し又は停止の処分を受けた者、過去の全国大会に女性・一般A・一般Bクラスを通じて5回以上出場した者を除く)
※全国大会では「高校生クラス個人優勝者」に文部大臣表彰状が送られる。
競技科目
1.法規履行走行<持ち点500点> |
<採点基準>
減点 | 40 | 20 | 10 | 5 |
項目 | 脱 輪 転 倒 一時不停止 踏切不停止 踏切安全不確認 踏切変速 右側通行 歩行者保護(不停止) 信号無視 暴 走 | 安全不確認 徐行違反 進路変更不適切 交差点安全進行違反 側方間隔 歩行者保護(徐行) 足支え 脱 輪(小) 服 装 | 急発進 通行帯誤り 合図しない 速度速すぎ ふらつき 交差点通行方向誤り 前輪ブレーキ不使用 タイヤ以外の車体接地 降車時の安全不確認 駐車方法誤り | 運転姿勢(手・膝・足) 安全措置(鏡・スタンド) エンスト 発進手間取り アクセルむら 変速操作不良 合図(遅れ・戻し忘れ) 制動操作不良 停止位置不適 |
2.ブレーキング(制動)<持ち点40点> |
<ねらい>
ブレーキングの目的は、走行中の車を安全に止めることであり、急ブレーキを要するゆとりのある制動が目的です。
しかし、急ブレーキが必要になった場合に対応できる効果的なブレーキング・テクニックも重量であり、この技能を修得するための課題です。
<採点基準>
項 目 | 減点 | 項 目 | 減点 | ||
---|---|---|---|---|---|
指示速度不足 | 3km/h未満 | 10 | ・転倒 | 40 | |
3km/h以上 | 40 | ||||
車輪ロック・2m以上 | 40 | ||||
指定制動区間オーバー | ・発進時、前輪浮上り、後輪スリップ ・安全確認不履行 | 20 | |||
原 付 | 減点 | 自 二 | 減点 | ||
7m未満 | 0 | 10m未満 | 0 | ||
7.0m以上7.5m未満 | 5 | 10m以上10.5m未満 | 5 | ・足つき(1回につき) ・両足ばなれ ・タイヤ以外の車体接地(1回につき) | 10 |
7.5m以上8m未満 | 15 | 10.5m以上11m未満 | 15 | ||
8m以上9m未満 | 20 | 11m以上12m未満 | 20 | ||
9m以上10m未満 | 25 | 12m以上13m未満 | 25 | ・パイロン接触、倒し(1本につき) ・停止時右足つき ・片足ばなれ | 5 |
10m以上11m未満 | 30 | 13m以上14m未満 | 30 | ||
11m以上 | 40 | 14m以上 | 40 |
・原付30km/h・・・・・7m(停止した位置から2m以内の左足ばなれは減点しない)
・自二40km/h・・・・10m
3.ストレート・ブリッジ(一本橋走行)<持ち点40点> |
<ねらい>
狭い道路を低速で走行することがしばしば必要となります。
その際、ふらつかないで左右のバランスを取り、低速で安全に走行できる技能を身につける目的で設定した課題です。
<採点基準>
項目(タイム) | 減点 | 項目(タイム) | 減点 |
---|---|---|---|
足つき、脱輪 | 40 | 14秒以上~15秒未満 | 5 |
指示違反 | 40 | 13秒以上~14秒未満 | 10 |
安全確認不履行 | 20 | 12秒以上~13秒未満 | 15 |
両足ばなれ | 10 | 11秒以上~12秒未満 | 20 |
停止時の右足つき | 5 | 10秒以上~11秒未満 | 25 |
片足ばなれ | 5 | 9秒以上~秒10未満 | 30 |
エンスト | 5 | 8秒以上~9秒未満 | 35 |
15秒以上 | 0 | 8秒未満 | 40 |
4.ブロック・スネーク(障害物屈折狭路走行)<持ち点40点> |
<ねらい>
障害物のある屈折した道路を低速で、上下と左右のバランスを取りながら、身体で衝撃を吸収し、安全に走行ができるか技能を身に付けるための競技課題です。
<採点基準>
項目 | 減点 | 項目 | 減点 |
---|---|---|---|
転 倒 | 40 | 停止時右足つき | 5 |
指示違反 | 40 | エンスト(1回につき) | 5 |
足つき | 40 | 標準タイム(9~11秒)内 | 0 |
脱 輪 | 40 | 標準タイム未満 | 5 |
安全確認不履行 | 20 | 標準タイムを超える | 5 |
片足ばなれ | 5 | . |
5.パイロン・スラローム(連続進路転換走行)<持ち点40点> |
<ねらい>
悪路などで連続して進路を変更する必要がある場合に、急激なバランスの変化に対応できるすみやかな判断力と技能が必要であり、これを修得するための競技課題です。
<採点基準>
・タイムの測定は、発進の合図をした時から停止を指示した地点に前輪が入り停止するまでとする。
・基準タイムは試走により決定する
項目 | 減点 | 項目 | 減点 |
---|---|---|---|
片足ばなれ | 5 | 指 示 違 反 | 40 |
停止時の右足ばなれ | 5 | 転 倒 | 40 |
エンスト(1回につき) | 5 | 安全確認不履行 | 20 |
基準タイム( 秒)以内 | 0 | タイヤ以外の車体接地(1回につき) | 10 |
基準タイムを1秒超えるごとに | 5 | 足つき(1回につき) | 10 |
パイロン接触、倒し(1本につき) | 5 |
6.傾斜走行<持ち点40点> |
<ねらい>
指定されたコースを連続的に走行することにより、的確なハンドル操作、カーブ半径や速度に応じた適切なバンク角の確保など、尚一層、判断力と技能のレベルアップをはかる。
事故を未然に防止することのできる、余裕のある技能を身につけるための競技課題です。
<採点基準>
項 目 | 減点 | |
---|---|---|
タ イ ム | 標準タイム内 | 0 |
標準タイムを超えた場合(1秒毎に) | 1 | |
コ 1 ス | パイロン接触、倒し(1本につき) | 5 |
コースアウト(前輪又は後輪のみ) | 10 | |
コースアウト(前後輪とも) | 40 | |
・転倒 | 40 | |
・発進時前輪浮上り、後輪スリップ | 20 | |
・足つき(1回につき) | 10 | |
・停止時の右足つき | 5 |
7.レムニー(8の字走行)<持ち点40点> |
<ねらい>
二輪車の用途として山道の悪路やぬかるみ等を走行する場合があります。
このような時低速でバランスを取りながら旋回(こまわり)する能力が必要となり、この技能を修得するための競技課題です。
<採点基準>
項 目 | 減点 | 項 目 | 減点 |
---|---|---|---|
転 倒 | 40 | エンスト(1回につき) | 5 |
指 示 違 反 | 40 | 片足ばなれ | 5 |
安全確認不履行 | 20 | 停止時の右足つき | 5 |
足ささえ(1回につき) | 20 | Aゾーンオーバー(1回につき) | 5 |
足つき(1回につき) | 10 | Bゾーンオーバー(1回につき) | 10 |
両 足 ば な れ | 10 | Bゾーンオーバー(1回につき) | 20 |
パイロン接触、倒し(1本につき) | 5 | Bゾーンオーバー(1回につき) | 40 |
8.トライアル<持ち点100点> |
<ねらい>
モーターサイクルの運転は道路交通の状況に応じた車両操作が基本になる。
トライアルは低・中速バランスの状態でハンドル、アクセル、クラッチ等を駆使して技量を磨き、「先を読む」能力をたかめ安全運転の基本を修得するために設けられた課題です。
【種目】 ①ブリッジ ②ヘアピン ③タイヤ ④丸太 ⑤定常円~旋回
<採点基準>
項 目 | 減点 |
---|---|
足つき1回につき(3回まで) | 1(3) |
パイロン倒し、接触 | 5 |
転 倒 | 5 |
エスケープ | 5 |
コース逸脱 | 5 |
停止 | 5 |
安全確認不履行 | 5 |
・採点は各競技セクション毎に採点する。
・競技はヘアピン・ブリッジ・丸太・タイヤ・定常円旋回・ループの6つで競技する。
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